「うまい!」の顔になる手土産、伊勢丹新宿店限定の蜂蜜黒豆あんぱん

「うまい!」の顔になる手土産、伊勢丹新宿店限定の蜂蜜黒豆あんぱん

「うまい!」の顔になる手土産、伊勢丹新宿店限定の蜂蜜黒豆あんぱん

伊勢丹新宿店の銀座木村屋(地下1階)限定、「蜂蜜黒豆あんぱん」。

仕事でよくお世話になってる男性フォトグラファーAさんがあんこ好きと知り、

ときどきデパ地下などで甘味を買い、撮影の場に手土産で持参するようになりました。

そのAさんが食べたとき思わず、

「うまっ!」

と口に出して唸ったのがこの、

蜂蜜黒豆あんぱん

ふだん無口な人の実に珍しいリアクションでした。

一緒にいた女性アシスタントSさんはさらに静かな人なもので、

この日も黙々と食べてましたが後日、

「ネットで調べたほどおいしかった」との報告が。


調子に乗って某ファッションブランドのPR担当女子にも2個持っていったら、

「おいしくて2個ともペロッと食べちゃいました」

と嬉しいメールをいただきまして。

1個は同じ部署の男性スタッフ用と考えてたんだけど ……と思いつつ w  、

まあいーや、かわいい子が喜んでくれたんなら、と 。


お薦めです、これ。

サプライズがあるんです。

おいしいお菓子は世にたくさんありますが、意外性や驚きのあるものは少ないですよね。

ましてや手頃な価格で買えるものとなれば。

「うまい!」の顔になる手土産、伊勢丹新宿店限定の蜂蜜黒豆あんぱん

小ぶりなパンを中央で割ると丹波の黒豆がぎっしり! 断面の奥にもちゃんと詰まってます。これは撮影サンプルじゃなく店で買ったもの。名に偽りなしのクオリティです。

サプライズポイント


1. 味は和菓子の黒糖饅頭そのもの。

2. 黒豆を噛みしめる不思議な食感。

3. 「てか、あんこじゃねーよ!」というツッコミ。


あんぱんの主役は中身のあんこですから、外側のパンの味はあまり気にしないじゃないですか。

ところがこれはパンが黒糖風味。

饅頭の皮に相当する味つけなんです。

蜂蜜が染み込んだ黒豆と調和して、和菓子感たっぷり。

あんぱんと思って食べると、「お、なにこれ」となる。

頭に思い描いた味が、いい意味で裏切られます。


ただちょっと気になり、あんこの定義を調べてみました。

「日本あんこ協会」のサイトによると、

“ あんことは、小豆などの豆類、サツマイモ、栗などを煮て砂糖を加えて練ったもの”


そっか……って、練ってねーわ!

あんこじゃないぞ、これ。

蜂蜜黒豆あんぱんの中身は豆そのもの。

でもおいしいから問題なし。

豆パンって呼んだらつまらないですからね。

老舗の銀座木村屋だからこその、説得力のあるネーミング。


お値段は1個 ¥201(税込)。

かなりお買い得。

数量限定で夕方にはたいてい売り切れてます。

伊勢丹新宿店は東京都による休業要請下でも地下の食品フロアは営業中ですから、近場にお住まいの人は寄ってみては?


さてさて、続いてもうひとつ。

伊勢丹新宿店からほど近くにあるのが、カレーの超老舗「新宿中村屋」。

ビル地下の惣菜店「ボンナ」で売ってるカレーパンもまーうまくて!

「うまい!」の顔になる手土産、伊勢丹新宿店限定の蜂蜜黒豆あんぱん

伝統的に「カリー」と呼ばれる「新宿カリーパン」。

「うまい!」の顔になる手土産、伊勢丹新宿店限定の蜂蜜黒豆あんぱん

紙袋のまま40秒ほどレンジで温めると、表面がサックサクに。

「うまい!」の顔になる手土産、伊勢丹新宿店限定の蜂蜜黒豆あんぱん

中にはたっぷりと鶏肉やひよこ豆入りペースト状のカレーが。

なんですかね……バランスが最高なんでしょうか。

さきほどのあんぱんと同様に、揚げた衣とパン部分だけですでに味わい深いんですよ。

期待が高まりつつ舌が内側のカレーに到達すると、まろやかながら複雑な表情のカレーがパンと絡み合い、

「私は惣菜パンじゃありません。 “料理” です」

とささやく。

辛さやスパイスの一点突破の主張がないから実に上品。

食事をした、って気にさせられます。


ただ、これまで手土産にしたことはありません。

ほら、このカロリーと油と糖質量じゃ……。

「お食べ」ってワケにはいかんでしょう。


新宿を歩き、覚悟が決まったら自分用に買う。

1個 ¥330(税込)の背徳感。

でも何度食ってもまた食いたくなるんだよなぁ〜。

「近寄るな危険」なパンだなぁ。



撮影 © 高橋一史


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